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2024/01/26 18:05

2022.8.30
 

 

下道 千晶 モデル・俳優。
2015年に、房総半島へ移住。
自然に寄り添う暮らし方を実践中。
また、天然藍を使った染め直しの活動「meets BLUE project」を始め、活動を通して持続可能なライフスタイルを提案している。
 
  
まだまだ残暑が厳しいですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は暑いのが苦手なので、都心で暮らしていた頃の夏といえば、建物から建物へと日差しから逃げるように移動する、そんな日々を過ごしていたように思います。


この夏も、私たちが暮らす海が近い里山では、緑は青々とし、海はキラキラと輝いていて、太陽の日差しは痛いくらいだけれど、1日を通して生き物たちを一番近くに感じる毎日でした。
 
朝、一番初めに目を覚ますのは鳥たち。外はまだ青いような、グレーのような、太陽が空に昇る前の静けさのなかに、チュンチュン、チュンチュン、と彼らのおしゃべりが聞こえます。
早ければ私もここで目を覚ましてしまう。世界が目覚める前のこの時間は、私にとってちょっと特別な時間です。ひらめきやインスピレーションが湧きやすいのも、なぜかこの時間。
きっと私自身もまだ夢と現のはざまにいるから、潜在意識と繋がりやすいのかもしれません。


鳥たちの声を聞きながら、思いついたことを書き留めたり、今日1日をどう過ごそうかメモしたり、本を読んだり、ラジオを聴いたり。
そんなふうにして過ごしていると、だんだんと外が明るくなり始めます。
あ、朝が来きた、と思うのは、鳥たちのおしゃべりが始まってからちょうど1時間後くらい。すると今度はセミたちがいっせいに鳴き始めます。ミーンミーン、ジジジジジ…
だんだんと鳴き声は大きくなって、30分後には大合唱!
おまけにわが家は朝の光がたっぷりと降り注ぎます。古民家に住んでいるので、カーテンやブラインドではなく障子に囲まれているからです。
朝日と蝉の合唱で、今度は息子が目を覚まし、続いて夫が起きてきます。
この時期は、いつも6時から6時半頃。冬と違って目覚まし要らずなのが、夏のわが家です。

2人が起きてくると、私も「さぁ、1日が始まるぞ!」という気持ちになり、朝食を作ったり、息子が保育園へ行く準備、洗濯やゴミ出しなど朝の家事、と慌ただしく過ごします。
息子を保育園へ送り、帰宅してからはアイスコーヒーを1杯。夏はお気に入りのグラスに氷を4つか5つ入れ、濃いめに入れたコーヒーと豆乳でカフェオレにして飲むのがいつものスタイル。
ここで飲むコーヒーは、私を母親モードから仕事モードへと切り替えてくれる大切な1杯で、私にとっては朝の儀式と言ってもいいかもしれません。
 
午前中に集中して仕事をしていると、お昼まではあっという間。
気がつけば太陽は頭上に。外はますます熱を帯び、ゆらゆら陽炎も見えます。
リビングからウッドデッキに出てみると、庭の畑の野菜やハーブたちが暑い中上に向かってのびている姿が、健気で力強くて。
ホースでお水をたっぷりとまきます。水滴がキラキラと輝いて、植物たちが水浴びをしているみたい。とっても気持ちが良さそうです。
1日のなかで1番暑いこの時間、気がつくと生き物の鳴き声は聞こえなくなっています。こんなに強い日差しだもの、みんなどこかお気に入りの木陰を見つけて、休んでいるのでしょう。
 
ジリジリゆらゆらしていた外の景色の輪郭が再びくっきりとしてくる15時じ過ぎ。
洗濯物はすっかり乾いて、今日の太陽の匂いがします。取り込もうと窓を開けると、ふわっと風が吹き、夕方の気配に気がつきます。すると遠くで、カナカナカナ…リーリーリー…とひぐらしの鳴く声が聞こえ始めます。外はまだ明るいけれど、影の落ち方や陽の光の色が段々と変わって、1日が終わりに向かっていることが分かります。あと2.3時間で家族が帰ってくる。仕事を片付けて、夕飯の準備をしなくっちゃ。それにしても、ひぐらしの鳴き声ってどうしてこんなに切ないんだろう。夏の夕方が切ないのは、ひぐらしのせいね。そんなことを考えながら、ゆるやかに母親モードに切り替えてゆきます。
 
夏は日が長いので、あとちょっと…もう少しだけ…と仕事をしていると、夫から「保育園出たよ」の連絡が入り、もうこんな時間!?と慌てて台所に立つこともしばしば。冬はコトコト鍋で煮る時間が至福のときだったりするのだけれど、夏は暑いからなるべくサッと手早く作れるものを。
 
そうこうしているうちに、「たっだいまー!!」と息子の声がします。
保育園から帰ってくると、庭の畑で何かしら収穫してから家に入るのが息子の日課。今年はミニトマトやバジル、ミントなどのハーブ類とブラックベリーが豊作です。
息子が収穫した野菜たちは、毎日その日の食卓に並べます。
 
夕食を済ませ、息子をお風呂に入れて、寝かしつけが終わると、私のバスタイムです。
日中太陽をたくさん浴びて、火照ったり汗ばんだりした身体をさっぱりリセットしたいので、夏はミントやユーカリ入りのバスグッズを使用しています。
化粧水もさっぱりタイプのものを。若い頃は、化粧水のみで終わらせてしまうこともありました。
けれど20代後半あたりから、夏でも乾燥が気になるように。ヘアメイクの友人に聞くと、夏の肌は紫外線や冷房など過酷な環境にさらされているから、夏でも保湿は大切、とのこと。
友人のアドバイスを受けて夏も乳液を使うようになりましたが、どうしてもベタつきが気になっていました。

長年夏の保湿ケアが迷子だった私。保湿はしたいけど、ベタつきは苦手
今年初夏に届いた joscille skin&mind「黒豆と白樺セラム」は、そんな私の悩みを解決してくれるものでした。「黒豆と白樺セラム」はミルクタイプのクリームで軽めの使用感なのでベタつきが気になりません。そして他の乳液やクリームとの違いを実感したのは、翌朝でした。塗った直後だけでなく、翌朝のベタつきも気にならなかったんです。夏の朝って前日に塗った乳液や皮脂で顔がベタついたり、テカったりしていること、ありませんか?
joscille skin&mindの「黒豆と白樺セラム」を使った翌朝は、そうしたストレスがありませんでした。かといって、保湿力が足りずに乾燥してしまっているわけではありません。むしろお肌はみずみずしく、やわらかな状態。
 
そんな「黒豆と白樺セラム」。今回も、こだわりの詰まった配合で作られているそうです。
兵庫県丹波産の黒大豆豆乳と北海道産の白樺樹液をメインに、和歌山産南高梅、鹿児島産オーガニック栽培の緑茶、沙棘、桃葉、糸瓜、蓬、丁子などのエキスを配合で肌をバリアしてくれます。女性ホルモンのバランスをとりまく年齢肌に着目し、くすみが気になる大人の肌のためのCと天然のヒト型セラミド配合により、みずみずしく、やわらかな肌になるよう計算されているそうです。
 
1年で一番日差しが強かった季節。
お疲れ気味の私の肌を、ふんわり労ってくれる味方をみつけた!そんな気持ちにさせてくれる優しくも頼もしい乳液です。
 
最近は夜にスキンケアをしながら、チラホラと鳴き始めた鈴虫の声に耳をかたむけています。リル、リル、リル、リーいよいよ秋の入り口です。
次の季節には、また違う音色があります。今年の秋は、どんな音になるのでしょう。